2020, ◇ ARCHITECTURE WORKS

2020’01 宮坂の集合住宅[FARE KYODO Ⅰ・Ⅱ] 
2020年度グッドデザイン賞

宮坂の集合住宅(FARE KYODO Ⅰ・Ⅱ)

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宮坂の集合住宅(FARE KYODO Ⅰ・Ⅱ)
          
  所在地   東京都世田谷区宮坂1丁目  
  主用途   共同住宅  
  地域・地区  

第一種中高層住居地域、準防火地域、45m第二種高度地区、日影規制3.0-2.0時間/4.0m、緑化地域、景観計画区域(一般地域・住宅共存系ゾーン)、第一種低層住居地域、準防火地域、
第一種高度地区、日影規制4.0-2.5時間/1.5m、絶対高さ10m、最低敷地面積80㎡、緑化地域、
景観計画区域(一般地域・住宅共存系ゾーン)

 
  許容建蔽率   (60%/50%)Ⅰ棟:58.10%/Ⅱ棟:58.04%  
  許容容積率   (200%/100%)Ⅰ棟:181.02%/Ⅱ棟:180.41%  
  敷地面積   Ⅰ棟:167.78㎡/Ⅱ棟:167.95㎡  
  建築面積   Ⅰ棟:96.86㎡(57.73%)/Ⅱ棟:96.86㎡(57.67%)  
  延床面積   Ⅰ棟:348.82㎡/Ⅱ棟:348.82㎡  
  容積対象床面積   Ⅰ棟:303.00㎡(180.59%)/Ⅱ棟:303.00㎡(180.41%)  
  構造   鉄筋コンクリート造  
  階数   Ⅰ棟:地上4階/Ⅱ棟:地上4階  
  高さ   Ⅰ棟:最高高さ9.990m/Ⅱ棟:最高高さ9.990m  
  総戸数   Ⅰ棟:13戸/Ⅱ棟:13戸  
  事業主   株式会社 アスコット  
  設計・設計監理   AIUEO STUDIO 株式会社  
  設計パートナー   ito.+伊藤教司建築設計事務所  
  施工者   株式会社 サンライフコーポレーション  
  写真   HAYATO WAKABAYASHI PHOTOGRAPHY  


事業上、2敷地への分筆が決定されていたため、南北に細長い2棟が配列する構成となっている。
それぞれ間口約6.8m、奥行約25mの奥行のある敷地形状。集合住宅の計画において、道に面する長さが短いことは法規上、住戸プラン、構造的に不利に働くことが多い。ここでは南北に持つ大きな奥行を利用し、中央の吹抜、奥の隣地から用途境界までセットバックした約5mスペースと、道路に面する部分と、3つの空地を設け、そこに面するように居室を配置し、両側の小さなスペースからなるコの字形状の空間を1つの居室として法的な採光、窓先空地を確保している。中央の吹抜空間には外部階段を添わせ、そこを回遊するように各住戸へアプローチする。ヴォイド空間から内部空間へと環境が連続するよう、構造体は住戸の中央部に集約させ、そこを水廻りとすることで、明るさを確保し居室に広がりが生まれると考え、計画を進めた。

2020-01-31 | Posted in 2020, ◇ ARCHITECTURE WORKSComments Closed